2009年01月07日

映画 マイ・フェア・レディ

ノーベル文学賞受賞のイギリスの劇作家、ジョージ・バーナード・ショウの戯曲「ピグマリオン」原作の映画化。実はこの戯曲には種本があった。ウィリアム・ギルバートの戯曲「ピグマリオンとガラテア」。キプロスの王・ピグマリオンは自作の象牙の像に恋して、神に依頼してガラテアという女性に仕立て上げ、彼女と結婚するという話。15歳のジョージ少年はこの舞台を観て大いに感銘を受ける。後年、この戯曲を基にして前述の「ピグマリオン」を書き上げる。

 1964年作、アメリカ・ワーナー映画。監督はジョージ・キューカー。出演はレックス・ハリソン(ヒギンズ教授)、オードリー・ヘップバーン(イライザ、歌はマーニ・ニクソンの吹き替え)他。

 下町の花売り娘・イライザが言語学者・ヒギンズ教授に手ほどきを受け、舞踏会でも通用するレディに変身して行くというストーリー。
 最初は単純に「レディ・貴婦人」に憧れを持って、ヒギンズに近づくイライザ。数々の失敗を繰り返しながら、貴婦人の言葉を手に入れる。ところが今度は、教養等の中味がついていかないジレンマ。地獄の特訓の成果、見事社交界にデビューを果たす。イライザは「花売り娘からレディ」に変身するが、自分は所詮・ヒギンズの実験道具のハツカネズミだった事に気づき失踪。ヒギンズは彼女を懸命に捜す。捜し出した場所は、ヒギンズの母親の家だった。ヒギンズは自省して、二人は結ばれる。

 これがオペラよろしく、歌唱で表現されていく。その圧巻は、「踊り明かそう・I Could Have Danced All Night」。フレデリック・ロウ作曲、16歳でMGMの音楽スタッフの大天才アンドレ・プレヴィンの指揮。
 又、私が好きなのは「彼女のことで頭がいっぱい・I've Grown Accusto-
med To Her Face」。レックス・ハリソンの熱唱は見事。かつて、ビング・クロズビーのナンバーでも聞いたことがあり、懐かしい一曲でもある
ラベル:映画
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イタリア・オペラ

マイ・フェイヴァリットを4枚。

1.ヴェルディ 歌劇「アイーダ」:凱旋の合唱・凱旋の行進曲
  サー・ゲオルグ・ショルティ指揮
  ローマ・オペラハウスo&c
  1962年…London

 1912年ハンガリー生まれのショルティはコダーイ・バルトークに師事し、エーリッヒ・クライバーの演奏を聴いて指揮者を志す。1958年からワーグナーの「ニーベルングの指環」の全曲録音を開始。1969年にシカゴsoの音楽監督に就任。以来1997年に亡くなるまで、ある意味で頂点を極めたマエストロであった。

 歌劇「アイーダ」はヴェルディの代表作で、1869年のスエズ運河開通記念として「イタリア歌劇場・カイロ劇場のこけら落とし公演」の為に作曲。初演は1871年。エジプトのファラオの時代、第2幕第2場、ラダメス率いる軍隊が凱旋し歓呼でもって迎えられる。ショルティの演奏は秀逸。

2.ヴェルディ 歌劇「椿姫」:乾杯の歌
  ジェイムズ・レヴァイン指揮
  メトロポリタン・オペラハウスo
  チェリル・ステューダー(ソプラノ)
  ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
  1991年…Deutsche Grammophon

 歌劇「椿姫」は、パリ社交界の花形・ヴィオレッタ・ヴァレリーの薄幸の人生を描いたもの。初演は1853年。19世紀のパリ、第1幕はヴィオレッタのサロン。華やかなパーティ会場で、プロヴァンスの青年・アルフレードは「乾杯の歌」を歌う。アルフレードとヴィオレッタの掛け合い。パヴァロッティとステューダーは絶品。

3-1.プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」:夕暮れは迫り(愛の二重唱)
    ジュゼッペ・シノーポリ指揮
    フィルハーモニアo
    ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
    ホセ・カレーラス(テノール)
    1987年…Deutsche Grammophon
   
 ご存知、明治時代の長崎を舞台にしたプッチーニの「蝶々夫人」。初演は1904年。第1幕、ピンカートンと結婚した蝶々さんは、キリスト教に改宗する。これを親類縁者からなじられる。嘆き悲しむ蝶々さんをピンカートンは慰める。フレーニとカレーラスの愛の二重唱は優れもの。

3-2.ヴェルディ 歌劇「リゴレット」:女心の歌
    カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
    ウィーンpo
    プラシド・ドミンゴ(テノール)
    1979年…Deutsche Grammophon

 歌劇「リゴレット」は、16世紀のイタリアの好色なマントヴァ公爵のお抱え道化師・リゴレットの悲劇の人生を描く。第3幕、マントヴァ公爵は居酒屋で、女心の気まぐれさを「風の中の羽のように…」と歌う。往年の浅草オペラ歌手・田谷力三(タヤ・リキゾウ)さんの十八番。この難しい歌をドミンゴは見事にこなす。

ラベル:音楽
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映画  ウエスト・サイド・ストーリー

ウエスト・サイド・ストーリー」。
 有名なレナード・バーンスタイン制作のミュージカルの映画化。
 現代版「ロミオとジュリエット」としても有名で、3大ミュージカル映画の一つとしても数えられている。

 1961年作、アメリカ・ユナイテッドアーティスト映画。監督はロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンズ(振り付け)。出演はナタリー・ウッド(マリア・歌はマーニ・ニクソンの吹き替え)、リチャード・ベイマー(トニー・歌はジム・ブライアントの吹き替え)他。

 現代版「ロミオとジュリエット」と言われる通り、マリアとトニーの恋人同士が2つの不良グループの喧嘩に巻き込まれる悲恋物語。
 舞台は、1950年代の夏、ニューヨークのダウンタウン・ウエストサイド。イタリア移民のジェット団と、プエルトリコ移民のシャーク団、この街中で互いに抗争を繰り返していた。ある日、シャーク団のリーダーの妹・マリアはダンス・パーティに出かける。敵方のジェット団の元リーダー・トニーに出会い、互いにひと目ぼれ。その後、この2つのグループは決闘をする事になる羽目に。事態は殺人事件にまで発展し、最悪の状態に陥る。二人のリーダーは死亡、仲裁に入ったトニーが事件の責任を取り自首しようと覚悟する。そんな時、トニーは噂で「マリアが殺された」と聞く。マリアが死んだと絶望したトニーはマリアの元恋人のチノに拳銃で撃たれ、急の知らせを聞いたマリアの腕の中で絶命していく。まさに、シェイクスピア劇と同じストーリー。

 個人的には、ナタリー・ウッドが可愛かった。又、マリアとトニーの二重唱「トゥナイト」は圧巻でした。バーンスタインは幼い頃、シナゴーグ(ユダヤ教の教会)で音楽に馴染んでいた。そして、「一度でいいから、誰かが僕の曲を口笛で吹いているのが聞こえる」、この体験をしてみたいと常々思っていたそうである。

ラベル:映画
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2009年01月05日

映画  アメリカの夜

監督、脚本 フランソワ・トリュフォーの作。

トリュフォーが映画を愛する人に捧げた傑作。
ニースのスタジオでの映画撮影という設定で
物語は進むが・・・。
フィルムがダメになったり、役者がセリフを忘れたり
スタントマンがいなくなったりと大騒動に。

それでも映画を創りたくなる映画人の想いが胸を熱くする。

なかなか面白く渋い映画作品。
ラベル:映画
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映画  ドリームガールズ

監督はビル・コンドン。主演はジェイミー・フォックス(カーティス・テイラーjr)、ビヨンセ・ノウルズ(ディーナ・ジョーンズ)、エディ・マーフィ(ジェームズ・”サンダー”・アーリー)、ジェニファー・ハドソン(エフィー・ホワイト)、アニカ・ノニ・ローズ(ローレル・ロビンソン)他。

 今年初めての映画鑑賞作品。はっきり言って、ミュージカル映画というよりも、「オペラ」そのもの。全編、音楽の鳴りっぱなし。R&B、ポップスの大洪水。決して嫌いにあらず、その意味では上映中、「ほくそ笑んでばかり」でした。

 1962年のアメリカのデトロイト。三人のハイティーンの少女、エフィー・ローレル・ディーナは「ドリーメッツ」というトリオを組み、音楽の成功を夢見ていた。新人のオーディション会場で、中古車販売会社を経営するカーティス・テイラーjrは彼女たちに熱い視線を送るのだった。事実、当地デトロイトで人気を誇るジェームズ・”サンダー”・アーリーがバック・コーラスを捜しているとの噂を聞きつけていた。
 ショー・ビズの世界に憧れるローレルとディーナは、大はしゃぎ。エフィー一人だけうかぬ返事、バック・コーラスが気に入らなかった。だが、カーティスと仲間の巧みな誘いにはさすがに勝てなかった。アーリーとドリーメッツは、パワフルなステージとごきげんなナンバーの数々で一躍脚光を浴びる。さらに、カーティスはアーリーのマネジメント権を奪い、商売の車をありったけ売りまくり、自分のレーベル「レインボー・レコード」を立ちあげる。
 瞬く間に、カーティスは自社を発展させ、他のアーティストたちも抱えるショー・ビズの大立者にのし上がっていく。しかし、物事はそんなに順調にいかない。ドリー・メッツをR&Bからポップス・グループに再編する折、メンバーが脱落していく。又、人気スターのアーリーの落ち目を迎える。
 そして、映画のラスト・シーンを迎える。これは、作品を観てのお楽しみ。

 久々に熱狂させられた映画。1981年、マイケル・ベネット演出・振り付けのニューヨーク・ブロードウェイ・ミュージカルとして初演され、4年間で1522回の公演となった「ドリームガールズ」。
 実は、この話には実話がある。このドリームガールズは、ダイアナ・ロスとシュープリームス。レインボー・レコードは、モータウン・レコード。当然、芝居であるには変わりはないのでフィクション部分は大いにあるが、この実話をインスパイアしていることも事実である。劇中、明らかにジャクソン・ファイブのマイケル・ジャクソンが現れてくる。この方面も、密かに鑑賞するのも楽しみである。

 それにしても、R&B、ポップスのナンバーの数は数え切れなかった。エディ・マーフィのキャラクター(しかも脇役)と歌に驚いた。3人、いや4人の歌声は素晴らしいの一言に尽きる。中でも、ジェニファー・ハドソンは文句のつけようがない。
 「ムーブ」「ビッグ(インストゥルメント)」「ファミリー」「ドリームガールズ」「ヘヴィ、」「アンド・アイ・アム・テリング・ユー・アイム・ノット・ゴーイング」「ペイシェンス」…
きりがないので止めます。
ラベル:映画
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映画  生きる

黒澤明監督、脚本の作品を。

出演 志村喬 千秋実 東野英治郎

模範的な役人の男、渡辺は、ある日
自分がガンで余命いくばくもないことを知る。

自分の人生を振り返り、人の役に立つことをしようと
決意するが・・・・。

雪の舞う公園でブランコに乗り(ゴンドラの唄)を
歌うシーンは感動的な名場面。

黒澤作品の最高の傑作との評価もある映画です。
ラベル:映画
posted by カオル at 03:03| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画音楽 ランキング

私の「映画音楽」ランキング・TOP30。
  前半の16位〜30位をご紹介。

16.ガラスの部屋:1970年作、イタリア映画。
    タレント・ヒロシのテーマソング。

17.旅愁「セプテンバー・ソング」:1950年作、アメリカ映画。
    ジョーン・フォンテーン出演、別テイクのビング・クロズビーは有名。

18.ベン・ハー:1959年作、アメリカ映画、アカデミー11部門受賞。
    スペクタクルの超大作、チャールトン・ヘストン主演で有名。
    
19.アラビアのロレンス:1962年作、イギリス映画。
    T・E・ロレンスの半生を描いた名作、ピーター・オトゥールの名演。

20.山猫:1963年作、イタリア映画。
    ルキノ・ヴィスコンティ監督、バート・ランカスター主演、ロータ音楽。

21.禁じられた遊び:1952年作、フランス映画。
    ルネ・クレマン監督、ナルシソ・イエペスのギターは有名。

22.第三の男「ハリー・ライムのテーマ」:1949年作、イギリス映画。
    オーソン・ウェルズ出演、アントン・カラスのチター演奏は名演。

23.黄金の七人:1965年作、イタリア映画。
    金庫破りのコメディー映画、軽快なテーマ曲が面白い。
ラベル:映画 音楽
posted by カオル at 03:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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