2008年08月31日

音楽  クラシック9

NHKのTV番組で「ピアノ特集」を観てこれに感化されて、本日は「クラシック9」を3枚ご紹介。

1.George Gershwin plays “Rhapsody in blue” the1925 pianoroll
  accompaniedby Michael Tilson Thomas conducting The Columbia
  Jazz Band
 (ジョージ・ガーシュインの1925年ピアノ・ロールによるソロと
  マイケル・ティルソン・トーマス指揮のコロンビア・ジャズ・バンド「ラプソディ・イン・ブルー」)
  1976年…CBS

 実に画期的な演奏が実現。ジョージ・ガーシュインの1925年の演奏を、ピアノ・ロールで再現し、鬼才・マイケル・ティルソン・トーマスがこれに合わせてコロンビア・ジャズ・バンドを指揮する「奇想天外」な演奏が…。わが鈍い中枢神経をくすぐられた。故人のオリジナル曲をピアノと器楽演奏への編曲をやった、フェルデ・グローフェ。このスコアに故人を登場させた、SF映画的とも言える演奏であった。


2.“Brief Encounter” the very best of Rachmaninov
 (映画「逢いびき」ザ・ベリー・ベスト・オブ・ラフマニノフ)
  1997年…ERATO

 【お気に入り曲】
  Piano concerto No.2 op.18 Moderato
  フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ)
  テオドール・グシュルバウアー指揮、ストラスブールpo

 ソフィア・ローレンとリチャード・バートン共演の映画「逢いびき」。このタイトルのアルバム、ラフマニノフ作曲の12曲・オムニバス。ラフマニノフのピアノ協奏曲で一番人気の2番。映画の印象とあいまって、大好きな曲の一つ。


3.Satiric Satie
 (サティリック・サティ)
  1996年…DECCA

 【お気に入り曲】
  ふたつのジムノペディ
  パスカル・ロジェ(ピアノ)
  シャルル・デュトワ指揮、モントリオールso

 風変わり(エキセントリック)な作曲家・ピアニスト、エリック・サティ。BMGや環境音楽の先駆、言わば「聞き流し」でも結構というスタイルが好きだ。この曲は、ドビュッシー編曲のもの。印象派の極致とも言えるのでは…。
(二茶)
ラベル:音楽 エンタメ
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音楽   エトセトラ

音楽「エトセトラ」として、3枚ご紹介。

1.Lisa Ono “Dream”
 (小野リサ 「ドリーム」)
 1999年…東芝EMI

 【お気に入り曲】
  On the sunny side of the street
  Moonlight serenade
  Dream

 実は、隠れ「小野リサ」ファン。ボサノヴァが彼女の魅力だが、そのハスキー・ヴォイスでスタンダードを歌っているこのアルバム自体がお気に入り。オスカー・カストロ・ネヴィスのアレンジも素晴らしく、ポルトガル語のリリックもいい感じ。


2.Carly Simon “The best of Carly Simon”
 (カーリー・サイモン 「ザ・ベスト・オブ・カーリー・サイモン」)
  1976年…WEA

 【お気に入り曲】
  You’re so vain
  That’s the way I’ve always heard it should be
  Mockingbird

 青春時代のポップ・シンガー。1曲目の「うつろな恋」がミリオン・セラー。この歌詞が当時の胸に響いた記憶が…。今は、懐かしい過去です。


3.Qeen “Greatest hits”
 (クイーン 「グレイテスト・ヒット」)
  1994年…EMI

 【お気に入り曲】
  Bohemian rhapsody
  Killer Qeen
  We are the champions

 元祖・ビジュアル系。本国イギリスよりも、日本の方が人気が高かった。今は亡きリーダーのフレディ・マーキュリーは、自宅に日本様式を取り入れる程の親日家。音楽センスも抜群だった。1曲目の「ボヘミアン・ラプソディ」は言葉なし。
(二茶)
ラベル:音楽 エンタメ
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映画 ドリームガールズ

ミュージカル映画「ドリームガールズ」をご紹介。

 2006年制作、アメリカ、パラマウント・ドリームワークス映画。監督はビル・コンドン。主演はジェイミー・フォックス(カーティス・テイラーjr)、ビヨンセ・ノウルズ(ディーナ・ジョーンズ)、エディ・マーフィ(ジェームズ・”サンダー”・アーリー)、ジェニファー・ハドソン(エフィー・ホワイト)、アニカ・ノニ・ローズ(ローレル・ロビンソン)他。

 今年初めての映画鑑賞作品。はっきり言って、ミュージカル映画というよりも、「オペラ」そのもの。全編、音楽の鳴りっぱなし。R&B、ポップスの大洪水。決して嫌いにあらず、その意味では上映中、「ほくそ笑んでばかり」でした。

 1962年のアメリカのデトロイト。三人のハイティーンの少女、エフィー・ローレル・ディーナは「ドリーメッツ」というトリオを組み、音楽の成功を夢見ていた。新人のオーディション会場で、中古車販売会社を経営するカーティス・テイラーjrは彼女たちに熱い視線を送るのだった。事実、当地デトロイトで人気を誇るジェームズ・”サンダー”・アーリーがバック・コーラスを捜しているとの噂を聞きつけていた。
 ショー・ビズの世界に憧れるローレルとディーナは、大はしゃぎ。エフィー一人だけうかぬ返事、バック・コーラスが気に入らなかった。だが、カーティスと仲間の巧みな誘いにはさすがに勝てなかった。アーリーとドリーメッツは、パワフルなステージとごきげんなナンバーの数々で一躍脚光を浴びる。さらに、カーティスはアーリーのマネジメント権を奪い、商売の車をありったけ売りまくり、自分のレーベル「レインボー・レコード」を立ちあげる。
 瞬く間に、カーティスは自社を発展させ、他のアーティストたちも抱えるショー・ビズの大立者にのし上がっていく。しかし、物事はそんなに順調にいかない。ドリー・メッツをR&Bからポップス・グループに再編する折、メンバーが脱落していく。又、人気スターのアーリーの落ち目を迎える。
 そして、映画のラスト・シーンを迎える。これは、作品を観てのお楽しみ。

 久々に熱狂させられた映画。1981年、マイケル・ベネット演出・振り付けのニューヨーク・ブロードウェイ・ミュージカルとして初演され、4年間で1522回の公演となった「ドリームガールズ」。
 実は、この話には実話がある。このドリームガールズは、ダイアナ・ロスとシュープリームス。レインボー・レコードは、モータウン・レコード。当然、芝居であるには変わりはないのでフィクション部分は大いにあるが、この実話をインスパイアしていることも事実である。劇中、明らかにジャクソン・ファイブのマイケル・ジャクソンが現れてくる。この方面も、密かに鑑賞するのも楽しみである。

 それにしても、R&B、ポップスのナンバーの数は数え切れなかった。エディ・マーフィのキャラクター(しかも脇役)と歌に驚いた。3人、いや4人の歌声は素晴らしいの一言に尽きる。中でも、ジェニファー・ハドソンは文句のつけようがない。
 「ムーブ」「ビッグ(インストゥルメント)」「ファミリー」「ドリームガールズ」「ヘヴィ、」「アンド・アイ・アム・テリング・ユー・アイム・ノット・ゴーイング」「ペイシェンス」…
きりがないので止めます。
 本当に、一度ご覧あれ。いや、お聴きあれ。
(二茶)
ラベル:映画 エンタメ
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映画  ワイアット・アープ

西部劇、映画「ワイアット・アープ」をご紹介。

 1994年制作、アメリカ・ワーナー映画。監督はローレンス・カスダン。出演はケビン・コスナー(ワイアット・アープ)、デニス・クエイド(ドク・ホリデー)、ジーン・ハックマン(ニコラス・アープ)他。

 西部劇史上最大のヒーロー、ワイアット・アープ。OK牧場の決闘も有名。
 このヒーローの半生を描いた映画、少々長く約190分の長編。
 
 南北戦争時代、三男のワイアットは志願を望むが若すぎると父に止められる。家族はカリフォルニアに移り住む。弁護士の父を見習って法律の勉強を始める為、祖父のいるミズーリー州に行き結婚をするが、病気で失ってしまう。自暴自棄になったワイアットは酒に溺れ、あげくは馬泥棒も働き牢屋に繋がれる。父の配慮でこの危機を免れるが、町から出ていくこととなる。
 数年後、カンザス州のダッジシティで兄のヴァージル・弟のモーガンと共に保安官の仕事をすることになる。しかし、取締りが厳しすぎるとの理由で解任される。そんな時、歯医者で結核を患っているドク・ホリデーと出会い、二人は意気投合する。
 やがて、アリゾナ州トゥームストーンに行く。ここでは、兄のヴァージルが保安官に就任しており、ワイアットは保安官助手に就任。ところが、当地はならず者のクラントン一味が支配していた。しだいにワイアットとクラントンは対立を深め、後世に言われる「OK牧場の決闘」となる。ワイアット・ヴァージル・モーガン・ドクの4人とクラントン一味5人は撃ち合いとなり、クラントン一味の5人のうち3人が射殺される。過去の映画の仰々しいものではなく、あっけない撃ち合いだったようである。
 しかし、これには後日談がある。ワイアット達は殺人罪で起訴されるが全員無罪。これを不服としたクラントン一味は、ヴァージルとモーガンを闇討ちして、ヴァージルは腕を、モーガンは命を失う。ワイアットはモーガン殺害の犯人をツーソン駅構内で射殺。この件で、ワイアットには逮捕状が出され、保安官同士の逮捕劇が展開されたようである。
 結果、クラントン一味のリーダー格のビル・カーリー、リンゴ・キッドが何者かに殺害され、ワイアットとドクがコロラドに逃げ延びて事件は終わる。

 英雄のワイアット・アープを、歴史上生きた一人のガンマンとして描いたドキュメンタリーに近い映画であった。でも若い頃、「法を犯してしまった」このトラウマを生涯を通じて乗り切った真の男・その意味で英雄に違わないと思われる。日本の時代劇、「武士道」にも通じるテーマがうたわれている。最近は、「バレなければ何をしてもいい」との無節操な風潮。これを木っ端微塵に打ち砕いてくれる。この爽快感はたまらない。
 映画のラストシーンで、「リンチされる男」をワイアットが救ったエピソードが語られる。真に人情がわかる男であったようである。それを平然と、「そんな事があったか憶えていない」と……。
(二茶)
ラベル:エンタメ 映画
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映画  イージー・ライダー


 アメリカン・ニューシネマの中でも異色作、映画「イージー・ライダー」をご紹介。

 1969年作、アメリカ・コロンビア映画。監督はデニス・ホッパー。出演はピーター・フォンダ(キャプテン・アメリカ)、デニス・ホッパー(ビリー)、ジャック・ニコルソン(ジョージ・ハンソン)。

 改造型のオートバイが全編、スクリーンを駆け巡る。長髪・皮ジャンパー・サングラスのいでたちで、あての無い旅人(イージー・ライダー)の主人公たち。
 キャプテン・アメリカは相棒のビリーとコカインで一儲けする。二人はあての無い旅に出る。西海岸から一路、南へ向かう。彼ら二人は、幻覚剤の常習者だった。一般市民からは遠く離れた存在。だが旅先で出会ったヒッピーの群れには、当然ながら馴染めない。
 とある町で酔っ払いの弁護士と出会う。この男と若者二人は意気投合し、ニューオーリンズの謝肉祭に行く。ところが南部に行くと、今度は周囲から特別に異様な目で見られる。そして、泊まる宿もなく野宿していると、暴徒におそわれこの弁護士が死ぬ。
 二人は居所がなく、今度はフロリダへ向かう。その道路の通りすがりに、1台のトラックに出会う。そして、問題のラスト・シーン。壮絶なエンディング。

 泥沼の深みにはまったヴェトナム戦争。当時のアメリカの若者は、自分の人生の夢を描けなくなっていた。社会全体が、病める大国となっていた。何か退廃的な雰囲気が漂ってくる。アメリカン・ニューシネマでも、この作品は代表作。

 ある意味で、「格差社会」・「ワーキング・プア」等の問題を抱えている日本。この映画の主張している事が、遅ればせながら今ぼんやりと見えている。

 多感な世代の時期に観た映画。個人的には、ステッペン・ウルフの「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」、ロジャー・マッギンの「イージー・ライダーのバラード」のニューロック調の歌が耳に残っている。
(二茶)
ラベル:映画 アメリカ
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映画音楽ランキング・TOP30・NO 2

 独断の「映画音楽ランキング・TOP30」。
  今日は、後半の1位〜15位。

【別格】グレン・ミラー物語:1954年作、アメリカ映画。
 不世出のスイング・ジャズメン、グレン・ミラーの半生を描いた伝記映画。グレン・ミラーナンバーのオンパレード。珠玉は彼自身のテーマソングでもある「ムーンライト・セレナーデ」。

 1.ライムライト「テリーのテーマ」:1952年作、イギリス映画。
 チャップリン映画の最高峰。「別称・イターナリー」と言われ、彼自身のテーマソングでもあった。詳細は、「エンタピアSNS」の拙著・「僕の映画鑑賞VOL.4マイノスタルジア・チャーリー」をご参照。

 2.ひまわり:1970年作、イタリア映画。
 ヴィットリオ・デ・シーカ監督の名作、戦争で引き裂かれた男女の物語。マストロヤンニ、S・ローレン、L・サーベリエワの名演、H・マンシーニの名曲が一面に咲くひまわりをバックに印象的。

 3.ゴッドファーザー「愛のテーマ」:1972年作、アメリカ映画。
 F・コッポラ監督の秀作、ニーノ・ロータの「愛のテーマ」はアンディ・ウィリアムスの熱唱で大ヒット。

 4.ピンクの豹「ピンクパンサーのテーマ」:1963年作、アメリカ映画。
 P・セラーズ扮するクルーゾー警部のドジ丸出しのコメディ。H・マンシーニのテーマがベストマッチ。

 5.明日に向かって撃て「雨にぬれても」:1969年作、アメリカ映画。
 実在の無法者コンビ、P・ニューマン、R・レッドフォードが熱演。B・バカラックの軽快な音楽が西部劇に。B・J・トーマスの熱唱も有名。

 6.80日間世界一周「アラウンド・ザ・ワールド」:1956年作、アメリカ映画。
 ジュール・ベルヌのSF小説の映画化。V・ヤングの音楽。

 7.サタデー・ナイト・フィーバー「ステイン・アライブ」:1977年作、アメリカ映画。
 J・トラボルタの出世作。ディスコ・ブームの火付け役に。

 8.太陽がいっぱい:1959年作、フランス・イタリア合作映画。
 ルネ・クレマン監督、アラン・ドロン主演(出世作)、N・ロータの音楽。

 9.タワーリング・インフェルノ:1974年作、アメリカ映画。
 超高層ビルの大火災パニック映画。主題歌は有名。

10.ベニスに死す:1971年作、イタリア映画。
 巨匠ルキノ・ヴィスコンティの名作、トーマス・マンの小説の映画化。マーラーの音楽が使われている。

11.ラッシュ「ティアーズ・イン・ヘブン」:1991年作、アメリカ映画。
 実話小説の映画化、E・クラプトンの音楽が大ヒット。

12.南太平洋「魅惑の宵」:1958年作、アメリカ映画。
 O・ハマーシュタイン2世とR・ロジャースのミュージカルの映画化。「魅惑の宵」はスタンダード・ナンバー。

13.ナイル殺人事件:1978年作、アメリカ・イギリス合作映画。
 A・クリスティの小説の映画化、P・ユスティノフの名探偵ポアロは名演。

14.パリのめぐり逢い:1967年作、フランス・イタリア合作映画。
 クロード・ルルーシュ監督、現代人の愛憎劇。C・バーゲンは印象的。フランシス・レイの音楽が甘美な情緒を漂わす。

15.世界残酷物語「モア」:1961年作、イタリア映画。
 ヤコペッティ監督のドキュメンタリー映画の問題作。主題歌「モア」もスタンダード・ナンバー。

※ いや〜映画音楽はいいですね、皆さん。
(二茶)
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映画  戦艦バウンティ

本日は「戦艦バウンティ号事件」と言う、1789年に実際に起きた英国海軍史上有名な艦長への反乱を題材にした映画。欧米での人気は高く数多くの小説・ドラマ・映画の題材となっている。反乱者の内で生き残りのピーター・ヘイウッドは、後にナポレン軍とも戦った海軍提督まで出世している。映画化は5回ほどされているが、私のお勧めはこの作品。

 1962年作、アメリカ・MGM映画。監督はルイス・マイルストン。出演はマーロン・ブランド(海軍士官・クリスチャン)、トレバー・ハワード(ブライ艦長)、マイミチ(タリタ)他。

 1787年12月、イギリスのポーツマスよりバウンティ号はタヒチ島へ向けて出航。バウンティ号はイギリス海軍所属、215トン・全長90フィート10インチ(約27.5メートル)・幅24フィート3インチ(約7メートル)の帆船で、乗組員46名。タヒチに生息する「ブレッドフルーツ」の苗木をカリブ海のジャマイカへ輸送する使命を帯びてのものだった。ブライ艦長は歴戦の船乗りであるが、異常なまでの乗組員への規律の厳しさであった。副官のクリスチャンとはそりが合わなかった。翌年10月、艦はタヒチに到着。島はヒチヒチ王以下、島を挙げての大歓迎。王の娘・マイミチはクリスチャンに対して一目惚れであった。
 1789年4月、バウンティ号は目的の「ブレッドフルーツ」を積載して出航。出航後、「ブレッドフルーツ」が萎えてきた。原因は水不足。ブライ艦長は船員の飲み水まで制限。艦長は船員よりも「ブレッドフルーツ」の方を優先させた。これが原因で、艦内はひと悶着あった。騒動を起こした船員に過酷な「船底くぐり」の刑を艦長は命じた。綱に縛られた船員は海に落とされ船底をくぐって引かれる。その綱に手ごたえがなくなる。船員はサメの餌食となって命を落とす。これが遠因でクリスチャンを筆頭に艦長に対する反乱を起こす。ブライ艦長以下18名をランチ船(ボート)に乗せ、バウンティ号を追放する。当時の慣習として、上官に対する反抗は軍法会議ものである。それも承知の上で、クリスチャンは決行した。
 反乱後、バウンティ号はタヒチ島に舞い戻り、平穏な日々を送る。だが、クリスチャン一人、鬱屈して精神的な平穏を保てない。たまりかねて、彼は仲間に対して、イギリス本国に帰国する意思をほのめかす。その夜、停泊中のバウンティ号に火の手が上がる。帰国を承知しない仲間の仕業であった。慌てたクリスチャンは、船室の「六分儀」を取りに行く。帰国には必要不可欠な大事な「六分儀」。クリスチャンは「六分儀」を手に戻ったが、全身大火傷を負う。結局、クリスチャンは、大好きなマイミチの腕の中で命を落とす。

 マーロン・ブランドとトレバー・ハワードの好対照の役柄の好演。ポール・ゴーギャンの絵を彷彿とさせるタヒチの素晴らしい景色。勇ましい海の男達、美しい帆船の雄姿。クリスチャンとマイミチのラブ・ロマンス。暴力に対する男の正義感。色々と見ごたえのある映画だった。
(二茶)
ラベル:映画 エンタメ
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映画   めまい

スリラー映画の巨匠・アルフレッド・ヒッチコックの「めまい」をご紹介。

 1958年作、アメリカ・パラマウント映画。監督はアルフレッド・ヒッチコック。出演はジェームズ・スチュアート(元刑事、ジョン・ファーガソン)、キム・ノヴァク(マデリン・ジュディの二役)、ミッジ(バーバラ・ベル・ゲデス)他。

 元刑事のファーガソンは、屋上づたいの犯人追跡中に同僚を死なせてしまったショックで、高所恐怖症になり警察を退職。友達の画家・ミッジの家に入り浸っていた。そんな時学生時代の級友より、妻・マデリンの行動が何かにとりつかれた様に挙動不審なので調査依頼を受ける。ファーガソンはマデリンを尾行調査するうちに、彼女の先祖で不遇の死を遂げた人物・カルロッタの事を知る。そのカルロッタは、髪型・首飾り等マデリンにそっくりであった。
 ある時、尾行中にマデリンは突然海に飛び込み自殺を謀る。彼女を救いだしたファーガソンは、彼女と知り合うことになる。やがて、二人は恋に落ちる。マデリンを救うつもりで、スペイン領時代の教会へ向かう。マデリンは突然教会の塔へ登り、ファーガソンは後を追うが高所恐怖症のめまいが襲い追いつけない。マデリンは悲鳴を上げて、その塔から身を投げて死んでしまう。
 ファーガソンは、再度のショックを受ける。高所恐怖症から癒されないまま、街をさまよう。ふと、ジュディという店員の女性と出会う。彼女はマデリンと瓜二つであった。ファーガソンは、ジュディにマデリンと同様の化粧・服装をさせる。ジュディはそれを拒むが、拒みきれない。
 実は、「級友の妻殺しのカムフラージュ」の役割を担ったのが、他でもないジュディであった。そのジュディはマデリンになりすましながら、本当にファーガソンに恋をしてしまった。マデリンがつけていた首飾り、これを発見されてしまう。そして、例の教会の塔へ連れていかれ、今度はジュディが足を踏み外してしまう。

 学生時代、ヒッチコック映画にはまる。特に、カメラ・ワークの技巧は素晴らしいと思う。この映画でも、マデリンを尾行するサンフランシスコの坂道。この画像は賞賛に値する。
 個人的には、ヒロイン、キム・ノヴァクの妖艶な美しさ、ストーリーの奇抜さ等々、驚きを持ったものである。又、当時、人工知能のソフト名に「キム・ノヴァク」というのがあり、一人ほくそ笑んだ記憶がある。
(二茶)
ラベル:映画 エンタメ
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2008年08月30日

映画  明日に向かって撃て

 映画「明日に向かって撃て」をご紹介。

 1969年作、アメリカ・20世紀フォックス映画。監督はジョージ・ロイ・ヒル。出演はポール・ニューマン(ブッチ・キャシディ)、ロバート・レッドフォード(サンダンス・キッド)、キャサリン・ロス(エッタ)他。音楽はバート・バカラック。

 19世紀末から20世紀にかけて、アメリカ西部を荒らしまわった実在の二人組みのアウトローの物語。
 云わば、「人物外伝(アウトロー編)」のようなストーリー。1901年にブッチは36歳、「子供がそのまま大人になったような人物」。ブッチとサンダンスの二人の友情、一人の女・エッタを二人で精神的に共有しているような関係。実際に生きた生身の人間として、喜怒哀楽を描いている。
 列車・銀行強盗を繰り返し、追われて遠くボリビアまで逃れていく。一時期・鉱山の用心棒として堅気になるが、長続きせず鉱山従業員の給料を奪う。エッタの予想は、不運にも的中。警察に再び追われる身になった二人。今度はオーストラリアに行く事を夢見る。
 そして、衝撃のラストシーン。飛び出した二人に、雨あられの銃弾のストップ・モーション。

 悲痛な物語。アメリカン・ニューシネマらしく、当時のアメリカの病理的精神状態を色濃く反映している。
 個人的には、ブッチがエッタとタンデム(二人乗り自転車)に乗って、天才・バカラックのサウンド「雨にぬれても」のテーマ曲をバックに、走りまわるシーンが気に入っている。
 ダーティ・ヒーローの映画を観たのは、この作品が最初であった。
(二茶)
ラベル:映画 エンタメ
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映画 打撃王

スポーツの古い映画ですが、映画「打撃王」をご紹介。
 ニューヨーク・ヤンキースの往年の名選手、ルー・ゲーリッグの自伝映画。3番バッターはベーブ・ルース、4番バッターはルー・ゲーリッグの時代。ニューヨーク・ヤンキースの第1期黄金時代を飾り、背番号4は史上初の永久欠番。それほどの名選手。

 1942年作、アメリカ映画。監督はサム・ウッド。ゲイリー・クーパー(ルー・ゲーリッグ)、テレサ・ライト(妻、エレノア)、ベーブ・ルース(本人役)、ウォルター・ブレナン(スポーツ記者、サム・ブレイク)、アーニ・アダムス(監督、ミラー・ヒギンス)他。

 1903年、ニューヨークの貧民街でドイツ系移民の両親の元に生まれる。ルー少年は、将来メジャー・リーグの選手を夢見る。しかし、母親は息子が建築家を目指すことを望んだので、名門コロンビア大学に進学する。
 大学に入学して、野球・アメリカンフットボールにとスポーツに高い才能を示すのだった。この学生時代から、ルースは憧れだった。投げてはエース、打撃では中心バッター。スポーツ記者のサム・ブレイクはその素質を認め、ヤンキースの監督に紹介する。最初は乗り気ではなかったが、父親が病気で倒れたことがきっかけで、大学を中退して入団。
 プロ入り2年間はマイナー・リーグ、レギュラー選手が故障の為スタメンとして出場したことでチャンスを掴む。憧れのルースと共にスタメンに並ぶ。たちまちに、人気選手となる。やがて、妻となるエレノアと知り合う。
1927年、ヤンキースはパイレーツとワールド・シリーズ。「マーダラーズ・ロウ(殺人打線)」と呼ばれる強力打線で4連勝で優勝。翌1928年、セントルイス・カージナルスとワールド・シリーズ。これも4連勝。そのある試合に、ルースはホームランを1本、ゲーリッグは2本かっ飛ばす。試合後、エレノアから「ラブ」との電報を受け取り、ゲーリッグは即プロポーズ。5年後、二人は結婚。以降、2130試合連続出場の記録を立てる。
 1939年、「鉄の馬」と呼ばれた男は、ルー・ゲーリッグ病と云われる「筋萎縮性側索硬化症」に罹る。意識には問題がないが、極端には飲み込むこと話すことが困難になり、急激な体機能がマヒする難病。これで引退を余儀なくされる。7月4日、ヤンキー・スタジアムで引退式。「私は地上で最も幸せな男です」とコメントを残す。6万2千人の大観衆は、こぞってスタンディング・オベイション。

 高校時代、英語のリーダーの教科書に彼の伝記。その後、この映画を観る機会に恵まれた。スポーツ・ヒーローの爽やかさに感動の映画でした。
(二茶)
ラベル:映画 エンタメ
posted by カオル at 23:39| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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